• 更新日:2008/4/5


  • E-mailアドレスの変更などがあった方は、事務局 HVS綜合研究会までご連絡ください。




  • 2008年度の目標


  • その私学が、その私学として、創造すべきものを開発し、深めよう!


    2008年4月の特別研修会の御案内
    4月21日(月)

    先生自身の研鑽と今後の新しい私学の展開のための課題の講座

    「東京成徳大高校での実践…保護者への取り組みの実践」

      東京成徳大高校 自分深めPL 野中 修也先生 荒井・大隈先生

    私たちの研究会は、「私学とは何か?」を中心課題にしてきました。
    そんな中で東京成徳高のプロジェクトの先生たちの生徒への実践と保護者への開示と参加への試みは、恵泉の安積校長先生の実践とも重なります。
    そこは自分(保護者)自身の不安と向き合う機会の創造にも…。



    ------------------
    ※場所:中央大学駿河台記念館 310# (JRお茶の水 徒歩3分)※会場は入口に表示

    ※受付:午後6時より
    ※時間:午後6時〜9時(○6時から夕食○食事終了後、開催)
    ※会費:特別研修会につき、A会員校2名まで1人\3,000_他1人\5,000_
    1校5名以上場合1人\3,000_
    ※その他:当日の夕食代・資料代等は、会費に含まれております。

    申し込み方法:4月14日(月)まで。
    メール・fax・電話にて参加者名、人数等をお知らせ下さい。
    (期日厳守でお願いいたします。)


    今後の研修会の日程(予定)
    個人の実践報告を企画中。発信者募集中!!ご連絡ください。
    5月19日(月) 大井 玄先生…「コミュニケーションという方法論(仮)」




  • infomation


  • ◆『気づき教育・実践集』発刊予定・・・各校の実践を中心にしたもの◆ 原稿募集中
    NO.19・・・原稿〆切5月末。7月中刊行。
    NO.20・・・原稿受付中!!原稿〆切10月末。12月中頃刊行予定。


    事務局 HVS綜合研究会  安達 征勝



    今月は、私が感動させられた内容をNEWSにします。

    皆さまに…千葉明徳高校の卒業生の「答辞」に想う


    先日、千葉明徳高校の今年度卒業生の「答辞」が私の手元に送られてきました。
    私は、これにとても感動致しましたので、福中理事長先生のご了解のもとに皆さまにお届けさせていただきました。
    読んで、私はすぐに「自識学」を担当された先生方のご努力に頭のさがる思いがしました。
    これからもますます頑張っていただきたいと思います。
    皆さまにはお読みいただき感想等をお寄せいただければ幸いと存じます。


    -----

    答辞

     二〇〇五年四月七日、満開の桜の下、多くの先輩方、先生方に迎えられ、私たちはここ千葉明徳高等学校の門をくぐりました。緊張の中にも、新しい空気を感じ、これからの三年間への期待や夢を抱きながら、高校生活の第一歩を踏み出しました。
     こうして過ぎ去ってしまった高校生活という新しい環境の中での毎日は、授業や行事、部活動、友人との関係を通して新しい発見をすることが多くありました。考えてみれば、今までにも新しい環境に出会う機会はありました。中学校時代、もっとさかのぼれば小学校時代と、その節目節目に新しい環境が与えられ日々を送っていたはずです。しかし、なぜ高校時代は新しい発見を多くしたのでしょうか、それは、今まで以上に物事に対して関心を強く持つことが出来たからです。一人一人が、例えば勉強に、部活動に、行事に関心を向け、自分から行動したからです。その中で少しずつ、大人としての行動を知って行きました。
     今、こうして卒業をむかえている三二一名は、それぞれの関心のある分野を通して感じた、喜びや悲しみの中から悩むこと、考えることが人の意志を決定することを知りました。こうして、今までとは違った見方、考え方を学び、心の世界を広げていきました。
     私は一年生の時、「自分を識る学習」という授業を通して、深く考えることの意味を知りました。すぐに答えが必要なこと、あるいはすぐに出るものもあれば、反対に時間をかけ、一生をかけて考えていくべきもの、それでも答えの見つからないものもある。ということを知りました。そして、それは、自分と他の人との違いや共通性を知ることにつながり、他の人を考えることで、自分自身を見つめ直すことを素直な気持ちで自分自身の心と向き合うことになりました。
     あの時は、三号館の教室で附属幼稚園の園児のにぎやかな声をBGMのように聞き…。さわやかな風に揺れる木々、空の色を…。その色やにおいに溢れた豊かな自然に千葉明徳高等学校の温かさを肌身に感じていました。そして、この瞬間、私は千葉明徳高等学校の一員であることの自覚と安心感を感じました。
     私はこれから社会に出て様々な人々と共に生活して行くためには、まず、物事の本質を見極めることが大切だと思います。正しい判断をし、客観的に物事を見つめるためには、知識や教養が必要です。しかし、それだけではいけません。それに基づいた、情熱や信念も必要です。これらは、片一方だけがあれば良いのではなく、二つあるからこそ人生への価値を考えることが出来ると思います。千葉明徳高等学校の建学の精神である「明徳を天下に明らかにせんとする者は、先ずその知を致せ」の意味も、そこに通じるものがあるのではないかと私は考えています。
     さて、こうして卒業生一人一人、手段は違っていても、それぞれの関心の幅を広げ、三年間を過ごしてきました。
     私事ですが、私は生徒会本部の一員として、体育祭や文化祭、予餞会などの行事に追われる日々を過ごしてきました。一年生の時は、ただ言われるがままに仕事を行い、先輩の後を追いかけて行くだけで精一杯でしたが、それが、だんだんと目の前のことに関心を持って行動することで、一つの仕事においての意味合いが違ってきました。行事成功という目標に向けて、結果の見えてこない日々の地道な活動を繰り返す毎日に、悩み苦しみ、立ち止まることもありました。考え悩むことは誰しも、とても辛いことだと思います。しかし、その体験から、強い「志」、「勇気」が生まれ、後々の「希望」へと結び付き、新たな「世界」を生み出してくれます。
     そして、どんな時も側に居てくれた友人の存在は決して忘れることが出来ません。膨大な時間をかけ、友人は悩みを聞き、分かち合い、語り合ってくれました。こうして私は、また一歩前へと進むきっかけ得て、考える力、行動していく力を手に入れることが出来たと思います。そんな日々の、目の前にある一つ一つのこと、一人一人との付き合いが、今の私の存在を形作ってくれたと強く感じています。
     思い返してみれば、選択授業でたくさんの授業の中から自分に適するものを選択したこと、研修旅行をきっかけに今まであまり話をしたことの無い友人と夜遅くまで語り合ったこと、文化祭や体育祭で友人たちの本当に楽しそうで生き生きとした姿を見たことなどを通して、私はこの三年間でどれほどの人と接し、どれほどの時間を共有したのでしょうか。私は学校生活とは、日々の授業を通して勉強する意味を教えていただいた先生方やこのような友人と共に、想像力を身に付ける場所だと考えています。その心が「思いやり」「共感」「気くばり」となって、他の痛みを自分のことのように思い悩むことが出来ると思います。
     終わってみれば、あっという間の高校生活でした。その中には、楽しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、さまざまな出来事がありました。今日、三年間の思い出の詰まった、この千葉明徳高等学校を卒業してしまうと思うと、凄く悲しく思います。しかし、その思いと同じくらいの今の私の心の中には、千葉明徳高等学校で三年間を過ごせて本当に良かったという満足感でいっぱいです。
     そして、高校生活では、先生、友人、先輩、後輩と、大切な人に出会うことが出来ました。また、ありふれた日常の生活の中で安らぎを与えてくれた家族など、多くの人たちが居てくれていたからこそ、ここまでこれたのだと感謝しています。こうした多くの人々が、全ての生活面で私たちに考える時間を与えてくれました。
     もし、私の高校生活に題名を付けるのならばそれは「人との繋がり」です。人との繋がりがどんなに重要で、どれほど大切なものかを改めて知り、実感することが出来ました。後輩の皆さんには卒業するまで、後一年あるいは二年あります。その間に、「人との繋がりの大切さ」を知る機会に出会って欲しいと思います。
     私たちはまだ、一握りの人としか出会っていません。しかし、今、目の前に居る一人一人を大切にすることで、未来が見え、また新たな交友関係を広げることに繋がると私は思います。一人一人と向き合い、語り合い、時には衝突し、そこから生まれた感性は、自分自身が生きて行くための道標になります。他の人の意見に耳を傾け、認め合うことが自分自身を認めることにも繋がります。ささいな、何気無い日常の中に、実はとても大切なことが隠されています。一日という当たり前の短い時間と人との出会いの繰り返しが、必ず未来に続いています。そして、つい、自分本位になってしまう気持ちを抑え、友人のため周りの人のために、考え悩むことを忘れないで下さい。人は独りでは生きられないのです。多くの人の支えを得て、また、自分も人の支えになっているのです。
     そんな繋がりを通して、私は人として女性として、いつも弱い立場の人を思いやる心を持ち続け、真の行動が出来る人になりたいと考えています。
     このような思いを抱いて、私たちは千葉明徳高等学校を巣立って行きます。これからは今までのように日常的に先生方や友人、そして後輩にお会いすることも無くなります。しかし、本校の緑の木々が四季折々の表情をみせるように、私たちもそれぞれの生活の中で季節を感じ、生きていきます。そして本校が多くの木々や名も無き草花たちが私たちに後輩たちに、その存在していることの意味と価値をいつまでも問い続ける環境であることをお祈りして、答辞とさせて頂きます。


    平成二〇年三月三日
    卒業生総代
    (※お名前は、省略させていただきます)

    -----