• 更新日:2005/05/7


  • E-mailアドレスの変更などがあった方は、事務局 HVS綜合研究会までご連絡ください。




  • 2005年度の目標


  • 21世紀の教育(自分とは何か、の探究)!
    『専門の研修と実践と発信』!
    "一緒に大きな渦を起こそう!"



    2005年6月の特別研修会の御案内
    6月22日(水)

    先生自身の研鑽と今後の新しい私学の展開のための課題の講座
    『超ミクロの世界.量子力学の基礎知識』
    ◆井上 貴史先生 上智大学物理学科助手

    井上先生は、3月に講演していただいた和南城先生の同僚の方です。
    先生は、原子核理論を専門にしています。前記のNEWSの中で話題とした世界をやってこられていると思います。今春、新任されて忙しい中でお時間を取っていただきました。
    「物理学では、人間の目に見える世界というのはマクロの世界だ。」と言うのです。とにかく、ミクロの世界は、それとは「まったくの別世界だ」というのですから・・・

    ------------------
    ※場所:アルカディア市ヶ谷・私学会館(JR市ヶ谷駅下車 徒歩2分)※会場は入口に表示
    ※受付:午後6時より
    ※時間:午後6時〜9時(○6時から夕食○食事終了後、開催)
    ※会費:特別研修会につき、A会員校2名まで1人\3,000_他1人\8,000_
    1校5名以上場合1人\5,000_
    ※その他:当日の夕食代・資料代等は、会費に含まれております。

    申し込み方法:6月15日(水)まで。
    メール・fax・電話にて参加者名、人数等をお知らせ下さい。


    《Project.21.私学》の会 今後の日程(予定)
    7月11日(月)
    HVS 安達 千葉明徳高での授業実践とその報告
    8月休会9月26日(月)10月17日(月)
    11月14日(月)12月12日(月)




  • infomation


  • ◆『これが私学だ』発刊予定・・・各校の実践を中心にしたもの
    NO.13・・・原稿〆切5月末、6月刊行予定
    NO.14・・・原稿〆切9月末、10月刊行予定


    事務局 HVS綜合研究会  安達 征勝

    (2005.5/21(土)の特別研修会. 参加校 10校.関連企業1社.参加者総数15名)

     2ヶ月連続でお願いしました、大井 玄先生(東京大学医学部名誉教授・全国立環境研究所所長)の2回目の講演が5月21日(土)にありました。『痴呆老人とともに』という内容でした。欠席の方には当日のレジメに資料を沢山用意し送付させていただきました。また、当日大井先生より出されましたレジメにつきましては、6月末発刊予定の『これが私学だ』No.13に詳しく載せました。一部ご紹介します。
    「(すべての生き物は、『生老病死』という過程で宇宙にもどる)。痴呆の進む段階は、@わたしたちの頼みとする『知性』を捨て、Aわたしたちの頼みとする現在の人格『自己』を捨て、そして、Bわたしたちが頼みとし、またそれによって苦しみの根源となる『コトバ』を捨てる過程だといえる。それは、まさに人間が最も執着する、そしてそれによって苦しめられる『根源的煩悩』を捨てることといえる。」
     さて、現在を中・高・大学生とともにある私たち(教師)は、人間とはこのようなものなのかという「この視点」を視野に入れておくことは大切なことだと思います。教師と生徒は、共に「学び=つながり=気づき」を試行する者としてあるからです。私たちの「学び」は、「自分の一生ものの宝物」との「気づき」でもあります。大井先生の学内での生徒向けや、あるいは先生方ご講演をご希望の時は、ご一報ください。

     さて、今月の研修会の日程は、講師の井上先生の都合で、6月22日(水)に変更になります。
     内容は、前回とはガラリと変わり、「超ミクロの世界.量子力学の基礎知識」です。 つまり、ミクロの世界の物理法則のことを研究する分野が量子力学という学問になります。
    「20世紀になり、実験により原子や電子のことがわかってくると、ミクロの世界は、これまでの物理学が通用していたマクロの世界(人間の目に見える世界)とは大きく異なることがわかってきました。たとえば原子の中では、電子が原子核の周囲を動いていますが、その電子の振る舞いは、太陽系を回る惑星の運動とはまったく異なり、これまでの力学(ニュートンの運動方程式や変分原理)では説明できないものでした。そして登場するのが新しい物理学である量子力学というものです。」(『数学が解き明かした物理の法則』大上雅史・和田純夫、ベレ出版)と解説されていますが・・・。
     一方、学問の世界の外で生活し、思考している一般人たる私たちは、どちらかというと、これらのことを、「人間はどの様にしてこの世界に登場したのでしょうか。この地球上に人類の文明が誕生したのは、どれほどの偶然が積み重なっているのでしょうか。それとも、自然界の法則から考えて、人類の出現は必然の結果なのでしょうか。そもそもこの宇宙全体はなぜ、このような姿になったのでしょうか。」(和田純夫『宇宙創成から人類誕生までの自然史』、ベレ出版)という視点で、考えてきました。
     私たちは、3月の研修会で、「マクロの世界 宇宙物理学の基礎知識」を企画しました。今回はその逆の物理の世界になります。これについては古い話になりますが、『これが私学だ』No.1で触れました。「つまり、この世界(量子力学の)では、電子は波の性質と粒子の性質とまったく異なる性質をもっている」、「さらに、それは研究者によって決定される」というものでしたが・・・。
     とにかく、ミクロの世界では、どの様なことが起こっているのか識りたいものです。
     例えば、仏教の「『生きて死ぬ智慧、心訳般若心経』・・・科学的解釈で美しい現代語で」(柳澤桂子、小学館)では、「(いいかえれば物質存在を)私たちは現象としてとらえているのですが、現象というものは、時々刻々変化するものであって、変化しない実体というものはありません。実体がないからこそ、形をつくれるのです。実体がなくて、変化するからこそ物質であることができるのです。」と書かれていますが・・・。
     とすると、「宇宙物理学の基礎知識」の膨張を続ける世界とは、明らかに発想が違うのではないでしょうか。実は私は、前からそのことを識りたいと思っていました。是非、今回のチャンスを生かして勉強したいと思っております。
     この辺のことだと思うのですが、R.ペンローズというオックスフォード大学教授は、「20世紀は、『一般相対性理論』と『量子力学』という二つの大きな科学革命を目撃しました。」(徳間書店『ペンローズの電子脳理論)と書いています。しかし、「今日の物理学の現状では、この二つの偉大な理論がどうやって統一されるのか、すなわち極大と極微の融合の仕組みは、十分に理解されていません。この二つの理論の根底にある基本原理は、まるっきり性質の違うものです。違うどころが、互いに相容れないものだと言っても過言ではないでしょう。」(同書)と言っています。私には、ますます識りたい世界です。
     皆さんはどうでしょう。多くの人が関心をもっていると思うのですが、これらの内容が授業に組み込まれる事を願います。
    ※大井先生からご紹介の『人体科学会』(会員約500名)の正会員/学術全員の手続きは完了しました。新しい展開ができる予感がでてきております。尚、正会員/一般会員への入会は自由の様です。詳しくは後ほど。